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「OVER RAD SQUAD!!」イラスト制作インタビュー

Colorful PaletteがSEGAと協業で贈る「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」では、周期的にイベントが開催されています。
今回は2024年6月末から7月にかけて開催した「OVER RAD SQUAD!!」の★4・★3メンバーの特訓後イラストについて、制作を担当したイラストチームに聞きました。
 
※一部イベントストーリーの内容が含まれています。未読の方はご注意ください。

▼前回の記事をまだご覧になってない方は是非こちらもご覧ください。


■チーム紹介


■全体コンセプト

今回のイベントストーリーで、遂にVivid BAD SQUADは伝説のイベント「RAD WEEKEND」を超えました。そのため勝利に喜び、祝杯をあげるシチュエーションを連想し、コンセプトを詰めていきました。
彼らの隠れ家のような、少し危ない雰囲気も感じられるロケーションですが、宝石や紙吹雪でにぎやかに彩り、華やかでお祝いムードが感じられるイラストに仕上げています。
衣装は、一丸となって大きな戦いに挑むビビバスのみんなの「強さ」や「熱さ」が感じられるデザインにしたいと思い、迷彩柄のペイントや硬い革素材を多く用いました。ジャケットの形やインナーの組み合わせはそれぞれ個性を活かしたデザインにしつつ、共通してファーやペイントワッペン、ピンクの差し色を使うことで、よりチーム感を出せるように工夫しました。

■小豆沢 こはね

構図・コンセプト

こはねは、ひっそりと勝利の喜びを噛みしめている様子を描きました。こはねの表情には、嬉しさは勿論ですが、それだけではない、大きな壁を超えた今感じている素直な気持ちが滲んでいます。サングラスがたくさんのものを映しキラキラと輝いているのは、音楽と出会って彼女が見た景色や、感じた思いをリンクさせたいと思ったからです。

衣装

今回のイベントストーリーでは、“勝利への突破口”という重要な役割を担ったこはね。困難に立ち向かう“覚悟”や“芯の強さ”を衣装にも反映させたいと思いました。普段と比べると露出の多いデザインや、チョイスしたサングラスで強気な雰囲気を醸し出しています。合わせて髪型もウルフヘアでセットしました。一方で、ベレー帽やサングラスは丸い形のものを選び、曲線を取り入れることで、彼女の本来の優しさやかわいらしい印象を残しています。

背景

こはねの控えめな性格や仲間を想う気持ちを尊重し、みんなの喜ぶ姿がよく見える落ち着いた場所で、共に喜びにひたっているシーンをイメージしました。
彼女の後ろには、どこか年季を感じるオーディオやCDが置かれています。それらが強い光を受けてキラキラ輝いているのは、“伝説”を受け継いで前に進んでいくことを決めた、彼女の思いが反映されているからかもしれません。

■東雲 彰人

構図・コンセプト

誇らしさが感じられる笑顔を浮かべた彰人を中心に、彼らの喜びの気持ちがダイレクトに伝わる1枚にしたいと思いました。彰人と冬弥のお互いが少し体重をかけあった座り方からは、背中を預けあってきた“相棒”としての絆が垣間見えます。彰人の笑顔はこれまでにも見ることがありましたが、それに加えて、今回の彼の表情にはこれまで以上に大人びた印象が感じられます。大きな目標を達成した今、彼の心境の変化が表れているのかもしれません。

衣装

彰人の衣装はファーにボリュームを持たせたり、たくさんの飾りベルトで一際ワイルドな衣装に仕立てました。服の切れ目から見える腕や、手袋と袖の隙間から見える手首など、着こんだ衣装からさりげなくのぞく肌で艶やかな印象をプラスしています。「RAD WEEKENDを超える」という悲願への意気込みや覚悟を反映するように、後頭部の髪は短く刈り上げ、気合十分のヘアスタイルです。

背景

大願を果たした喜びの表情に一番注目してもらえるように意識しながら、派手でかっこいい印象になるように仕上げました。キラリと光る衣装の金具と共鳴するように、紙吹雪も金色に強く輝かせることで、祝いの場の華やかさを全面に出しています。場所は中二階の一角をイメージしており、2人が離れすぎず、かといって空間の立体感やカウンターまでの奥行きが損なわれない、“空間の広がり方”を模索しました。

■初音 ミク

構図・コンセプト

ミクさんの特訓前のイラストでは、みんなの努力の集大成を前に、彼女たちの背中を押すシーンを切り出しました。特訓後のイラストでは、そんな風にずっとみんなの傍に寄り添ってきた、ミクさんの思いが感じられるものにしたいと思い、制作しています。表情や仕草には、控えめだけれどじんわりと胸に沁みる彼女の喜びや祝福の気持ちが感じられるかと思います。

衣装

ビビバスのみんなを支えてきた彼女ならではの“先輩感”や“大人っぽさ”を大切に、身に着けるアイテムを選んでいきました。普段の彼女のクールな魅力が引き立つよう、スマートなシルエットのスキニーパンツに、ガーターベルトを思わせる、個性的な形の飾りベルトを身に着けています。センター分けの前髪と、ストレートに下ろしたヘアスタイルにすることで、いつもとはガラリと雰囲気が変わったギャップを感じてもらえたら嬉しいです。

背景

背景には、今回の結末を見届けたミクさんの思いを反映したいと思いました。後ろに見えるネオン管の文字は、この先を見据えた彼女からのメッセージをイメージしています。また、彼女が乾杯のために掲げたグラスの中では、4色の宝石が光に当たってキラキラと輝いています。描かれたアイテムの中で“このグラスが一番目立つように”というのは、意識したポイントです。

■白石 杏

構図・コンセプト

追いかけ続けた「RAD WEEKEND」を超えた彼女の、やりきった喜びの気持ちを大切に制作にあたりました。これまでは前を向き続けながらも、どこかモヤモヤした気持ちを抱えていた杏。こはねとの勝負を経て、そしてみんなと力を合わせて夢のその先へ足を踏み入れた今の彼女の、晴れやかでかっこいい笑顔を描きました。

衣装

オーバーサイズのジャケットや、ボトムス、ブーツなど、こはねとお揃いのシルエットや要素を取り入れつつ、杏のかっこよさをより際立たせました。衣装には光を反射して輝くチェーンや金具をたくさん使ったり、指にはマイクを持った時に目を引くリングを多く身に着けることで、彼女の“闘志”や“強さ”が感じられる装いに仕立てています。ひっそりと左耳を飾るピアスのデザインには、杏の“憧れ”への思いを反映しました。

背景

気負わずリラックスした杏の様子に合わせ、普段からまるでそこで過ごしているような、彼女との自然なフィット感を意識しました。ステッカーがたくさん貼られた音楽機材に、柄物のラグなど、杏が好みそうなアイテムを散りばめています。また、アクセサリーが多い衣装ですので、それに反射する光が映えるように、配置する小物や光の当たり方を模索しました。

■最後に

今回のイベントストーリーでは、目標に向かって走り続けてきたみんなの、1つの夢の終わりが描かれていました。そのため、夢を叶えた彼らを、これまでずっと応援してきたみなさんと一緒にお祝いできる絵にしたいと思いました。
「RAD BLAST」にぶつけた彼女たちの熱や、強さや、かっこよさに加えて、「RAD WEEKEND」を超えたみんなの素直な気持ちを、まっすぐ描きました。また、これからもっと大きな夢に向かって走りだす、彼らの未来への期待感も表現したく、モチーフやアイテムとして各所に散りばめていますので、注目してもらえると新しい発見があるかもしれません。
夢の先にまた新しい一歩を踏み出す彼女たちを、引き続き応援してもらえたら嬉しいです。

引き続きプロジェクトセカイをどうぞ宜しくお願いいたします。



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