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【おしごとパレット】企画(運営開発)チーム:最高の体験を届けるため、コンテンツを考え、生み出す仕事

ゲームづくりには数多くの人が関わっており、それぞれの技術やアイディアをかけ合わせて1つのゲームを制作しています。【おしごとパレット】では、そんな数あるColorful Paletteの仕事の一部を紹介していきます。

今回は今回は「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(以下、プロセカ)の企画チームの仕事内容やこだわりについて取材しました。


企画(運営開発)チームのミッション

企画(運営開発)チームの大きなミッションは、「ユーザーさんに最高の体験を届けるため、コンテンツを考え、生み出すこと」です。
プランナーは、クリエイターやエンジニアとは違い、実際に自分たちの手でイラストや機能などをつくるわけではありません。しかし、1つのコンテンツをつくるには、体験の面白さ、コストや収益性、全体の整合性やバランスを考えた仕様の設計、各セクションとの連携や全体開発の進行の管理など、様々なアクションが必要になります。その“考える部分”・“推進する部分”において責任をもつことが、プランナーの価値でありミッションです。これらのアクションは、クリエイターやエンジニアの皆がものづくりに専念する環境を生み出し、コンテンツのクオリティを高め、皆さんに最高のコンテンツを届けることにつながると考えています。

企画(運営開発)チームの仕事内容

企画チームの仕事は、ゲームづくりの骨となる仕様を作成し、それの実現に向けて様々なセクションと連携し推し進めることです。Colorful Paletteのプロセカの企画チームは、定期的なアップデートや新機能の開発に向けて仕様書の作成や進行を行う「開発チーム」と、中長期的なスケジュールを策定し安定的な運営に関する幅広い部分を担う「運営チーム」に分かれています。

開発チーム業務

開発チームの主な役割は、バージョンごとのアップデートの開発内容を決めて、仕様書を作成し、開発を進行させることです。
仕様の制作は下記の手順で行っています。

①アップデートや機能改善を行う項目の選定
将来のアップデートで追加する機能を、“ゲームの課題を解決することができるか”、“ユーザビリティが向上できるか”といった観点で選定します。迷った時には「ユーザーさんにとって何が大切なのか」を突き詰めて考えた上で決めることを大切にしています。ユーザーさんにとって新しい体験となる「プラス」になる機能はもちろん、使いにくい部分の解消といった「マイナスをなくす」機能もつくるため、様々な角度から検討します。プロジェクトを長く継続するためには収益性も重要な要素になるため、実行可否を決める際にはマネタイズについても考える必要があります。

②機能仕様書の作成
次に、概要、機能仕様、画面ワイヤー作成、一部レベルデザイン、といった実現のための細かい内容を考えます。ここでは「使いやすい機能となっているか?」「体験として面白いものになっているか?」「これをすることで不利益となってしまう部分はないか?」といった観点を重視しています。また、仕様書をつくる上では、この資料をもとに各セクションが制作に入るため、誰が見ても同じ内容として理解できるように「分かりやすいものになっているか」「考慮漏れが無いか」というポイントを意識して作成を行っています。

③開発中の仕様調整
開発が始まってからは、ブラッシュアップ項目として出てきた改善案をどこまで機能に反映するか検討したり、上がってきたカンプを確認したりと、リリースに向けての細部調整を行っていきます。また、開発に遅延が発生した場合に当初想定していたものの取捨選択や代替案の作成を行うなど、制作を進める中で出てきた課題の解決や仕様調整もプランナーの大切な仕事です。仕様書の段階では見えなくとも、形が出来てきて初めて見えてくるものも多くありますので、そのタイミングで改めてどんなブラッシュアップポイントがあるかを考えることも大切にしています。とはいえ、際限なく開発ができるわけではないため、優先度を意識して、より効果が高くなるものに時間を使えるよう考えています。

運営チーム業務

運営チームの主な役割は、機能開発以外のゲーム内外の企画・施策において、ユーザーさんにより楽しんでもらうための方法を考え実行したり、安心して遊んでいただけるコンテンツをお届けすることです。

運営チームに関わる仕事は細かいものも多く多岐に渡るため、ここでは一部を簡単にご紹介させていただきます。
①各種コンテンツのリリーススケジュールの作成
②各施策の進行・ディレクション
③イベント・キャンペーン・ガチャ仕様書の作成
④各種マスタデータの作成
⑤お知らせの作成・掲載
⑥不具合などの対応
⑦各種レベルデザインなどの調整
等…

上記の全体を通して意識していることは、ユーザーさんに安心してゲームを楽しんでもらえるよう安定した運営をするということです。例えば「不具合がないこと」、「必要な情報を正しく皆さんにお届けすること」などです。これはもちろん、当たり前のことだとは思いますが、この“当たり前”を人の力で実現し続けることは実はとても難しいミッションであり、とても胆力が必要になる仕事です。日々業務を行う中では、コンテンツやお客様に真摯に向き合う姿勢を忘れないよう取り組むことを大切にしています。

1日の流れ

Colorful Paletteの企画チームメンバーはどのような1日を過ごしているのか?
Hさんの1日の流れをご紹介します。


深掘り!メンバーインタビュー

ここからは企画(運営開発)チームのメンバーにインタビューしました。

<プロフィール>
Sさん:中途採用で2020年に入社。プロセカ企画チームの“開発プランナー”として、新規機能実装のための仕様書作成やリリースまでの調整を行う。

Hさん:新卒採用で2022年にサイバーエージェントグループに入社後、Colorful Paletteの企画チームに配属。同年10月に“開発ディレクター”に就任し、新規機能実装のための仕様書の作成やアップデートのとりまとめ等を行う。

Mさん:新卒採用でサイバーエージェントグループに入社。2020年からColorful Paletteで就業。プロセカ企画チームの“運営ディレクター”として、イベントの仕様決め、リリーススケジュールの策定、不具合対応といった運営に関わる業務に携わる。

ー現在はどのような仕事をしていますか?企画チームで働くやりがいを教えてください。

Sさん:
私はプロセカ企画チームの「開発チーム」に所属しています。新規機能やアップデートの仕様書作成からリリースまでの調整が主な役割です。新しい機能を実装する際には、“ユーザーの皆様に楽しんでもらえるだろうか?”という不安が常にあるのですが、リリース後にユーザーさんの反応を見て、新しい体験を楽しんでもらえているな、と感じることができた時にやりがいを感じます。

Hさん:
同じく、プロセカ企画チームの「開発チーム」に所属しています。Sさん同様、新規機能やアップデートの仕様を策定したり、開発ディレクターとして開発内容を取りまとめて進行しています。
このお仕事を選んで良かったなと一番強く思うのは、自分がメインで携わった機能にポジティブな反応をいただいて、”ユーザーさんが喜んでくれた”と実感できたときです。また、自分の担当していた機能が無事にリリースされ、その結果が認められてよりチャレンジングな施策を任せてもらえることになった時も嬉しいですね。

Mさん:
私はプロセカ企画チームの中の「運営チーム」に所属しています。運営チームの仕事は日々のコンテンツを安定してユーザーさんにお届けするための仕事として、新規機能開発の仕様作成以外の企画の仕事全般が業務範囲となります。例えば、各種イベント・キャンペーンの仕様決め、メンバーや楽曲といったコンテンツのリリーススケジュールの策定、障害・不具合発生時の対応など、多岐に渡ります。各施策の方針策定や他のセクションと連携しながらの進行を担当することも多いです。そのため大変なこともありますが、企画した施策やコンテンツがユーザーの皆様のもとにトラブルもなく無事に届いて、「楽しい」「うれしい」などの感想をいただけた時にはとてもやりがいが感じられます。ほかにも、開発リソースが限られた状況下で、制作コストを抑えたアイデアや施策が実施できた時には、運営担当としていいアクションができたなと感じることができますね。

ーColorful Paletteの企画チームの特徴や強みだと思う部分を教えてください。

Sさん:
チームのみんなが「このプロジェクトが好きなんだ」って伝わるのがいいなと思います。悪い意味での"仕事だから感"が無いというか、それぞれが“やりたくてやっている”という雰囲気が心地いいです。また、Colorful Paletteは「意見を言い合って、いいものをつくる」という価値観を大切にしているので、忖度なく意見を出し合える環境も強みですね。今でこそ企画内でも開発チーム、運営チームと分かれていますが、最初は少人数でチームの皆で全ての仕事を分担していたこともあり、チームが分かれた現在でも他の人のタスクを気にかけ、手助けできる体制や雰囲気があるのはColorful Paletteの特徴だと思います。

Hさん:メンバーそれぞれが自分なりの考えやこだわりを持ちながら、「ユーザーさんにいいものを届けよう」という1つのゴールに向かって一緒に頑張れるところが強みだと思います。目指すところが明確で共通認識を持てているからこそ、自分の役割を理解し、スピード感を持って実現に動けていると感じます。

Mさん
企画チーム全員がゲーマーで、様々なゲーム体験の知見やバランス感覚があるのが特徴的だなと思います。経験してきたゲームジャンルも多種多様のため、仕様やレベルデザインなどのアイデア出しの場面で、それぞれの引き出しの多さが活きていると思います。「どんなゲームが面白いのか」という意見を共通言語でぶつけ合えて、共感しあえることは意思決定の仕方において強味になっているなと感じます。

ーColorful Paletteの企画チームで働くためにはどんなスキルやマインドが求められますか?

Sさん:
やっぱり“ものづくりが好き”という思いは重要だと思います。「何かを好きになり、それに対して行動を起こしたことがある」という経験はものづくりに活きると思いますし、何かに夢中になっているものがあり、その経験をもとにより良いものをつくろうという熱意がある方と一緒に働けたら嬉しいです。マインド面でいうと、多くの人と関わり大変な場面もある仕事だからこそ、常にポジティブに働ける人や、“チーム”で働くことが意識できる方だとマッチするんじゃないかと思います。

Hさん:
企画チームはあらゆる施策に関わることになりますが、最も求められる役割は「自分たちが面白いと思う、ベストな仕様を決めること」です。プロジェクトのために何をすべきかを率先して決め、かつ周囲のメンバーが納得した上でその決定に沿って動けるようにサポートもできることが大切だと思っています。そのため根拠のある意思決定をし、チームをその決定に積極的に巻き込んでいく力が必要になります。
マインドとしては「自分の施策に、オーナーとしての当事者意識を持って取り組む」ことができる人はマッチするのではないかと思います。ゲームの制作にあたっては様々な制約が生じることがありますので、プランナーは、ユーザーさんの体験がより良くなるように考え抜き、工夫する必要があります。“失敗しながらもブラッシュアップして理想に近づけていく”、“時には思い切った決断をして本質的な部分に集中する”といったアクションを続ける必要があり、常に施策の中心で旗を振り続けることが大切になります。

Mさん:
Sさんの話とも重なりますが、私も“ものづくりにこだわりを持って、熱く打ち込める方”は仕事のやりがいも多く体感することが出来るのではないかと思います。そのうえで、「そのコンテンツを最後まで責任もって推進し、リリースする能力」も欠かせない要素です。コンテンツ・ユーザーさんにとってよいものを追求できる“クリエイター的な目線”長くコンテンツ・プロジェクトが続くために物事を俯瞰する“ビジネス的な目線”を持っている方は、環境にマッチするのではないかと思います。
「企画」は会社やプロジェクトによって大きく役割や担当領域が異なる職種でもあるので、ぜひプランナーを目指す方は気になる会社・プロジェクトのプランナーについてリサーチしてもらえると良いかと思います!

以上、Colorful Paletteの企画チームの仕事についてご紹介しました。
【おしごとパレット】では、今後もColorful Paletteの仕事を紹介していきます。
引き続きColorful Paletteをどうぞ宜しくお願い致します。


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