Colorful Paletteでは、様々な雇用形態で、様々な経歴を持ったメンバーが一緒にゲームづくりをしています。
今回はフリーランスとして仕事をしていたメンバーに、フリーランスと企業所属の違いについて伺いつつ、“なぜカラパレに来たのか”を取材しました！

メンバー紹介

これまでの経歴

Mさん：私はアニメの専門学校を卒業し、最初はアニメの背景制作会社に就職しました。そこで5～6年務めて、その後追いかけたい夢ができたため、思い切って会社を辞めたんです。辞めてからはフリーランスとして背景制作の仕事を受け、バイトを掛け持ちしながら2年ほど働きました。

Aさん：バイトと掛け持ちだったんですね。

Mさん：そうですね。初めてフリーになった時は、前職のアニメ背景制作をそのまま受ける形で働いていました。絵によって金額が変わるのですが、1枚あたりおよそ1500～5000円程が相場で、それだけだと食べていけなかったので、レジ打ちバイトも平行してやっていた感じです。直近では、Colorful Paletteの外注イラストレーターとしてフリーで働いていましたが、そこで声をかけてもらい、Colorful Paletteに入社することとなりました。

Aさん：私は大学卒業後、そのままフリーランスとして仕事をスタートさせました。在学中は趣味の同人サークルでゲームをつくっていたんですが、その縁で企業に声をかけてもらい、お仕事をいただくことになったんです。

Mさん：すごい、そんなことあるんですね！

Aさん：はい。当時は乙女ゲームがとても流行っていた時期だったので、うまくその波に乗れて乙女ゲームのシナリオ制作の仕事を受けていましたね。ただ収入の振れ幅があり、金銭的に心もとなく、また自分に一度も社会経験がないことも心配に思い、就職を決めました。その後フリーランスと企業所属を経て、今はColorful Paletteでシナリオ制作に携わっています。

フリーランスと企業所属を経験して

Mさん：まずは「働き方の自由度が高い」ところですかね。働く場所、働く時間を自分で決められるのがフリーランスの特徴かなと思います。また、自分が働けば働いた分だけお金が入るので、やろうと思えばいくらでも働けます。逆に言えば自分がサボってしまうと全くお金が入らない怖さもあるんですけどね。

Aさん：企業所属だと基本的には「出社」なので通勤をする必要があるし、働く時間が決まってますもんね。自分で時間管理ができるのなら、フリーランスの自由度の高い働き方は魅力的です。あとは、「たくさんの案件に触れられる」ということでしょうか。企業だと1つのプロジェクトにコミットして制作に携わることが多いと思うのですが、フリーランスは自分が選択すれば複数の案件を同時に受けることができます。

Mさん：自分で色んな所に声を掛けて仕事を探す必要はあるんですが、私もフリーランスの時はそれこそ漫画の背景を書いたり、ゲームのパッケージを描かせてもらったり、手広くやらせてもらってました。自分は飽き性なところもあるので、仕事の自由度が高く色々なことができるというのは合っていたと思います。

Ａさん：様々なジャンルに触れられるっていうのはクリエイターとして嬉しいですよね。

Mさん：他には、人によってメリットにもデメリットにもなりえるので難しいところではありますが、人とコミュニケーションがあまり発生しないため「1人で集中して仕事ができる」というのもありますね。業務中に誰かに話しかけられたり、人の気配を感じたりすることがないので、意識が途切れることがなく目の前の仕事に集中してできるというのは、フリーランスならではじゃないかと思います。

Aさん：制作物をリリースまで見届けられて、「深いところまでクリエイティブに関われる」ことですね。これはフリーランスのデメリットでもあるんですが、フリーランスでは「外注」として制作しているので、制作の最後まで関わる事はできないんですよね。納品したものが、社内で調整等が入りリリースされるわけですが、「どういう意図で修正されたのか？」「どうしてこの形でお客さんのものに届いたのか？」という最終的な完成までの道のりは知ることができないんです。

Mさん：それ、とてもよく分かります。当時は最後まで関われないということにとてもモヤモヤしていました。修正が入った部分を見て自分の未熟さも感じるし、何よりお客さんのもとに届くところまで見届けたいという気持ちが強くありましたね。私が企業所属になった大きな理由の1つがこの部分でした。

Aさん：なので、幅広く制作ができるフリーランスの良さもありますが、私は1つのものをより深く突き詰めて制作ができる方が、私には合っていましたし、成長の機会もより多いと感じました。何度もフィードバックをもらって修正を重ね、ようやく納得できるものになってリリースしたシナリオが「面白かった！」って言ってもらえたり、ユーザーさんに考察してもらえてるのを見るととても嬉しいですね。

Mさん：頭を悩ませながら自分たちで完成させリリースしたものだからこそ、ユーザーさんの反応を見れた時の喜びも大きいですよね。

Aさん：もう1つ、フリーランスとの大きな違いとしては「コミュニケーションを通じたクリエイターとしての成長」があげられるかと思います。みんなで顔を突き合わせてものづくりをしていると、詰まった時に周りに相談できたり、新しいアイディアをもらえることがあります。自分の中にはなかった発見があるし、周りの人に刺激を受けて成長できるなと感じます。

Mさん：フリーランスとして仕事をしていると、1人きりで集中して働ける一方で、1人で悩み、悶々としながらアイディアを絞り出す、ということの繰り返しですからね。どうしても1人だと限界を感じることがあるので、意見やアドバイスをすぐにもらえる環境は有難いです。Colorful Paletteは特に、チーム内外関わらず、意見を求めた時にたくさん意見が集まってくるのが特徴的だなと思います。

Aさん：これはColorful Paletteの独特な文化だなと思います。これまで他の企業では、チーム外の人にまで意見を聞きに行くことはあんまりなかったんですよね。でもColorful Paletteは「みんなで意見を言い合っていいものをつくろう」という文化が根付いていて、フラットに各所で意見交換がされていて、入社した当初はすごいなと驚きました。

Mさん：イラストチームもよく専門的な知識が必要なものを全体に投げかけさせてもらったりしています。全く知見が無くて困っていることなども、誰かしらが知っていて、反応してくれることが多くて助かってます。

Aさん：あとは…企業所属の大きなメリットとして、やっぱり「金銭面が安定する」ということもありますね。

Mさん：企業所属だと毎月決まった給料が入ってきますが、フリーランスだと納品タイミングによって想定より支払い月がずれることもありますしね。フィードバックが2か月返ってこない……という会社もありましたし、なにかトラブルがあった時には1人で対処しなければいけない怖さもありました。

Aさん：個人的には確定申告や税金の支払いなども苦手なタスクだったので、企業所属になって、こういった申請を会社でやってくれるのが有難いなと思っています。

Aさん：“たくさんの人と関わって、刺激を受けながらものづくりができること”と、“制作物を最後まで見届けてリリースまで関われること”、この2つの観点から、会社員の方がクリエイターとして成長し続けられると感じたことが大きいです。今後もライターとして成長していきたいし、いいものを書きたいと思っていたので。

Mさん：私も深いところまで関わって制作をしたいというのが1番でした。あとは個人的なところで言うと、フリーランスで『プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク』（以下、プロセカ）の仕事を受けてから、プロセカで実際に遊んでみて、そしてライブやイベントを見て、「良いコンテンツだな」と思ってとてもこの作品が好きになりました。それがきっかけになり、“カラパレでプロセカの仕事をしたい“、“クオリティ高いものづくりに関わりたい”と思えたのも、再び企業所属を決めたきっかけでしたね。

今後の働き方について

Mさん：フリーランス、企業所属、両方経験しましたが、どちらも良いところと悪いところがあるなというのが正直なところです。ただ、“好きな作品に関われている”ということは、今の自分の大きな原動力になっていますね。これからも挑戦をしつつ幅広くものづくりをしながら、自分が好きなコンテンツのものづくりに関わっていきたいなと思っています。

Ａさん：私はものづくりが好きなので生涯何かをつくっていたいなと思っています。複数のタイトルでメインのライターをやりたいですし、いつかは自分が世界観づくりから関わって新規タイトルを立ち上げたいなと思っています。クリエイターとして成長しつつ、仕事でも私生活でもものづくりを続けたいですね。

以上、今回はフリーランスを経験したお2人に、フリーランスと企業所属の働き方の違いを伺いつつ、“なぜカラパレに来たのか”をお話いただきました。

Colorful Paletteでは、一緒に働いてくださる仲間を募集しています。会社説明会も随時実施しておりますので、「一緒にいいものをつくりたい」と思っていただけたり、「新しいことにどんどんチャレンジしたい」と感じられている方と、ぜひ一緒に働けると嬉しく思います。
引き続きColorful Paletteをどうぞ宜しくお願いいたします。

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