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【中途入社者インタビュー】“クリエイターとしての心”を失わない

こんにちは、カラパレ広報ライターのおたまです!
今回は、Colorful Paletteにてイラストレーターとして働くIさんに、入社の経緯や現在のお仕事のことをお伺いしました!クリエイターとしてのキャリアに悩みをお持ちの方には、ぜひ一読いただきたい内容となっています。

<プロフィール>
Iさん(株式会社Colorful Palette イラストレーター)
2019年に株式会社Colorful Paletteに入社。現在は「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」のリードイラストレーターの一人としてキャラクターイラストの制作を担当。

Iさん、本日はよろしくお願いします。
まずはColorful Paletteに入社するまでの経緯を教えて下さい。

私は前職でもスマートフォンゲームを開発する会社に所属していまして、有名IPタイトルの女性アイドルキャラのカードイラストを担当していました。会社基盤も安定していて、待遇もよく、条件面では何一つ不満はなかったんですが、少し思うところがあって、転職を考え、今に至ります。

急に今に至りましたね。笑
「思うところ」とは何があったんでしょうか?

非常に働きやすい環境ではあったんですが、常に「転職」という選択肢は頭にある状態でした。

というのも、私は「ゲームがつくりたい」という思いが強くあってこの業界に入ったんですが、その点で物足りなさを感じていたんです。当時は、降りてきた仕様に従ってクオリティの高いイラストを黙々と描くという働き方で、制作フローも効率化され、役割分担も明確だったため、日々の業務ルーティンが固定化されていました。
働きやすくはあったものの、ゲームをつくっているという感覚やファンに届けるという意識は感じにくく、内心悶々としていて、「私、イラスト生産ロボット化してる」と感じたりもしていました。

それでも、たくさんのユーザーにプレイいただいてたタイトルだったこともあり、やりがいを持って続けられていました。ですが、その状態がしばらく続いたときにふと、プロデューサーやアートディレクターの顔を見て仕事をしている自分に気づき、「だめだ。このままでは”クリエイターとしての心”をなくしてしまう。」という、恐怖心にも似た危機感みたいなものに苛まれたんです。

「私は、ものをつくるのが好きで生きてきたし、そういう仕事がしたくてこれまで動いてきたのに。」
「このままでは、大切にしていたクリエイターとしての心が消えていくのではないか。」

そう感じてからはすぐに、クリエイターとして生きるために新たな環境を探しはじめました。

“クリエイターとしての心”をなくしてしまう...そういった危機感が新たな環境を求めるきっかけになったんですね。
転職活動では具体的にはどういったことを大切にされてたんですか?

1つは、クリエイターとしての心を取り戻せる環境か、です。
具体的に言えば、先程の転職を考える理由の裏返しになりますが
①ファンを見て仕事ができること
②現場で描く絵を考えられること
③アーティスト性を出せる余白と裁量があること
を大切にしていました。

これまでのようにプロデューサーやアートディレクターが求める絵を描くのではなく、ファンが喜ぶものを自分たち現場で考え抜いて描ける環境があるか。
ただイラストを描く人ではなく、ライターや企画チームなどの他セクションと議論し、チームでゲームづくりができる環境があるのか。
言われた仕様に従うのではなく、絵の中に自分なりの創意工夫や新しい表現ができる余白、裁量があるのか。

このあたりを大切に企業選びをしていましたね。

あとは会社やアートディレクターが『どういうものつくるために、どういう人を選んで、どういった熱量でやってるのか』についても、しっかりと訊くようにしていました。一緒に働く人たちが近い熱量なのかどうかを知りたかったので。

カラパレはそれらにマッチしたと?

手前味噌になっちゃいますがYESです。笑

手前味噌...大歓迎です!
入社してみて感じるカラパレで働くやりがいについても伺えますか。

いくつかあるんですが、1番は「作品への当事者意識を強く持てる」ことですね。私たちがつくった作品だと胸を張って言えるような、誇りを感じられたり、同時に作品への責任感を持てているイメージです。

これは、カラパレがとにかく「考えて描くこと」「議論を重ねること」を大事にしているからこそだと思います。こういった絵を描いてくださいというオーダーがあるわけではないので、自然と他セクションやセクション内で議論し、絵の方針を決めていきます。

アートディレクターからも、こういったものをつくってという明確な指示はなく、自身でファンの気持ちを考えながら、作り上げていきます。考えに考え抜いて、何度も試行錯誤して、「これならきっとファンに喜んでもらえる!」という気持ちで世の中に出しています

こういったプロセスを踏んでいるからこそ、強い責任感や当事者意識をもつことができますし、生み出す苦しさがあるからこそ、ファンの方々に喜んでもらえたときの感動は大きいです。
もちろん、当事者意識が高くなった分、傷つくことや凹むこともありますが、それでも「あ、私クリエイターしてるな」って感じるんですよね。

自ら考え抜き、自信を持って世に出すからこそ、大きな感動があるんですね。お話の熱量も含めて、クリエイターの心を取り戻されたんだな!と勝手ながらに感じました。
最後になりますが、Colorful Paletteはどんな人にマッチしていそうでしょうか?

カラパレは、ゲームづくりが好きな人、チームでつくることが好きな人には、とてもやりがいを持てる会社だと思います。一方で、自分の世界を持って黙々描き続けたい人、”自分のために”技術を追求していきたいという人には、少々ミスマッチかもしれません。カラパレは仲間と議論を重ねながら、チームで良いものづくりをしていく文化なので。

技術を磨くことに関しても、自分のスキルアップのためというよりはファンに喜んでもらうための技術という考え方の人が多い印象です。
私個人としても、チームでゲームをつくりたいという人と一緒に働けると嬉しいです。

本日は、貴重なお話をいただきまして、ありがとうございました。

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