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メンバーイラスト制作インタビュー「Let out the Lambsガチャ」

Colorful PaletteがSEGAと協業で贈る「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」では、周期的にイベントにあわせたガチャが開催されています。
今回は2023年2月に開催された「Let out the Lambsガチャ」のメンバーイラストについて、制作を担当したイラストチームにインタビューしました。
 
※一部イベントストーリーの内容が含まれています。未読の方はご注意ください。

▼前回の記事をまだご覧になってない方は是非こちらもご覧ください。

チーム紹介

コンセプト・構図

ー「Let out the Lambsガチャ」の特訓後イラストのコンセプトはどのように決まったのでしょうか?

今回のイベントストーリーでは、こはねがソロでオープニングアクトに挑戦することで、大きな一歩を踏み出す様子が描かれていました。新しい扉を開いたこはねの成長や、それを受けてビビバスのみんなが抱えた想いをイラストでも表現したいと考え、制作に当たっています。
また、実装された楽曲「ひつじがいっぴき」のリズムや歌詞からもインスピレーションを得て、困難を前にしても歩みを止めない彼女たちの“強さ”をイラストにも反映しました。

こはねは、羊のオブジェが置かれた広い空間で、何かを待ち受けるかのように座っています。日に日に実力をつけていく彼女の、“静けさの中に感じる強さ”をイラストでも表現したいと思い、こういった構図で描きました。扉の向こうを見据える力強い瞳には、こはねの「絶対に夢を叶えよう」という気持ちが表れているのかもしれません。

杏は、開いた扉を前にして、戸惑った様子で立っています。特訓前のイラストでは、こはねの成長を喜びつつも、どこかぎこちない笑顔を浮かべていました。特訓後のイラストでは、彼女のより深い、取り繕わない気持ちが表情やしぐさに表れています。

彰人はこれまでのイラストの中でも、より野性的な雰囲気が出るように仕上げています。前回のストーリーで、自分の進む道を改めて見据えることができた彰人。迷いのない今の彼が、向かい風も枷も気に留めず、今にも駆け出しそうな様子を描きたいと思いました。

衣装

ー今回の衣装は共通のポイントがありつつも、それぞれ違った着こなしの衣装に仕上がっていますね。どのようにデザインされたのか聞かせてください。

今回のイベントで実装された楽曲「ひつじがいっぴき」から着想を得ました。リズミカルな曲調の中にある不穏な雰囲気やワードを衣装に取り入れたいと思い、もどかしさや不自由さをイメージさせるアイテムを用いた衣装に仕立てています。
一方で金属部分を錆びついた描写にすることで、不自由さになすがままになっているのではなく、それを振り切る力を持っているVivid BAD SQUADの可能性を表現しました。

こはねは、右腕を中心として全体的にベルトやハーネスといったアイテムを用いることで、縛られた窮屈感を表現しました。ふわふわとした袖口や、右足にヒラヒラと舞う布で可愛らしさは残しつつも、髪飾りの角やゴツゴツとしたベルトといったアイテムを用いることで、今回のストーリーで見せた彼女の果敢さも演出しています。

杏は、こはねの衣装と共通の要素を持たせつつ、ショートパンツタイプのつなぎやサンダルをチョイスすることで杏らしい快活さを残しました。脚にベルトやチェーンが多く巻きついているのは、今回のストーリーで見せた杏の心情が表れています。

彰人は、つなぎのトップスを脱ぎ、裾をロールアップして手首や足首を見せる着こなしにすることで、普段の装いのようなアクティブさを表現しました。ところどころ生地が破けていることから、彼の燃え上がる闘志から来る、荒々しさが窺えると思います。

背景

ー背景にはさまざまなアイテムが描かれていますね。見どころを教えてください。

全体のコンセプトでもフォーカスしていた“ビビバスのみんなが抱えた心情”を引き立たせることができる背景にしたいと思いました。背景の色味や散りばめられたアイテムに注目してもらえると嬉しいです。

こはねは、今回のイベントで実装された楽曲「ひつじがいっぴき」から連想し、大きな羊のオブジェを配置しました。柔らかさをイメージさせるモチーフをあえて硬い素材で描くことで、こはねの強さを印象付けたいと思いました。また、閉じられた空間でありつつも、こはねの背後に奥行きを広く取ることで、前線で待ち受ける様子を演出しています。

杏が通ってきたと思われる背後には、倒れた看板や、引きちぎられた鎖、有刺鉄線などを散りばめることで、混沌とした印象になるように制作しました。杏を照らす光は優しくも、彼女の表情とリンクするように、どこか不安や焦りを感じるような色合いに仕上げています。

彰人の背景には、彼の「自分も負けていられない」という闘志や野性的な一面を表現したいと思いました。そのため、倒れた電柱や鉄塔といったアイテムを配置したり、荒野の乾いた印象を前面に出して描いています。共通のアイテムとして描かれている鎖も、彰人のイラストでは錆びついた質感をより強く表現しました。

さいごに

ー今回のイラストを描き上げるにあたり、特に大切にしたことを教えてください。

こはねの成長を中心に、ビビバスのみんなが感じた想いや状況をまっすぐ描きたいと思いました。枷でさえ引きちぎり進んでいく力強さや、自分の決めた道を進むために抱える葛藤といった、彼女たちの様々な感情をイラストに込めています。夢に向かって少しずつ道を切り拓いていく彼らの、これからの成長を一緒に見守っていただけると嬉しいです。

引き続きプロジェクトセカイをどうぞ宜しくお願いいたします。




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