メンバーイラスト制作インタビュー「あの日の光を追いかけてガチャ」
Colorful PaletteがSEGAと協業で贈る「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」では、周期的にイベントにあわせたガチャが開催されています。
今回は2022年7月に開催された「あの日の光を追いかけてガチャ」のメンバーイラストについて、制作を担当したイラストチームにインタビューしました。
※一部イベントストーリーの内容が含まれています。未読の方はご注意ください。
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チーム紹介
コンセプト・構図
今回のイベントストーリーは、杏が幼少期の思い出を振り返ることが物語の大きな要素でした。なので、そこから「ノスタルジー」「あたたかさ」といったキーワードを連想して、コンセプトやアイテムを詰めていきました。
また、これまでのビビバスのイラストで多かった都会的な街並みではなく、懐かしさや温もりを感じさせる田舎町を舞台に採用しています。
杏のイラストはヒマワリ畑に立ち、後ろ手にヒマワリを掴んでいる構図です。特訓前のイラストでは幼少期に涙を流していたシーンでした。一方で特訓後のイラストの杏は成長した姿で眩しい笑顔を見せています。どこか照れくさそうな笑顔なのは、幼少期からの自分の成長を大切な人達に見てもらえた時のような、そんな気持ちだからかもしれません。
彰人のイラストは、街の一角に腰を掛け、ヒマワリを見つめている様子を描きました。様々ある花の選択肢からヒマワリを選び取り、真っ直ぐにそれを見つめています。その瞳から静かな決意を感じるのは、彼が選んだ「夢」とヒマワリを重ね合わせて見ているからだと思います。
リンちゃんは田舎町の花屋で様々な花を手に取りながら、ヒマワリを見つめ、優しい表情をしています。これはリンちゃんが、ビビバスのメンバーがイラスト内で手にしていたヒマワリを大切に想ってくれているからです。
衣装
アクセサリーや小物、靴のデザインでビビバスらしさは残しつつ、全体的にシンプルで純朴な印象になるような衣装を制作しました。
杏は「少女らしさ」のある衣装にしたかったため、麦わら帽子やふんわりしたフリルを選択しました。普段はパンツスタイルが多い杏ですが、今回はワンピースをベースにしています。杏の新たな魅力を感じていただけると嬉しいです。
彰人は杏の世界観に合わせつつ、彼に似合うようデザインしています。シンプルなフォルムの衣装ですが、ファッションコーディネートが好きな彰人らしく、腰にはスカーフ、指にはリングといった小物を取り入れています。
リンちゃんは杏の衣装をベースにしながら、リンちゃんらしい「少女らしさ」を表現できるようにデザインしました。カンカン帽や肩周りのフリル、スカートの丈などであどけない可愛さを表現したり、杏とはまた違う活発な印象を感じる衣装に仕立てています。
背景
イラスト全体のコンセプトとして「ノスタルジー」や「あたたかさ」といったキーワードがありました。なので、場所の雰囲気や背景の色味からもそういった要素を感じていただけるよう調整しています。
杏のイラストは、陽が落ち始める夕方の時間帯のヒマワリ畑を描きました。ヒマワリの生命力を感じるイキイキとした様子や、陽が当たった際のキラキラした表現を描くことで、杏の笑顔と同じくらいパワフルなヒマワリを咲かせました。
彰人のイラストは、彼の選んだヒマワリが引き立つようにあえて周りを「スイートピー」や「ニチニチソウ」といった様々な種類の花で囲みました。彰人の表情にあわせて、日差しをやわらかく表現し、あたたかみを感じられるように仕上げています。
リンちゃんのイラストは、彼女に似合う暖色系の明るい花が周りを囲んでいます。リンちゃんは、店内に並んでいるたくさんの花桶から「カーネーション」や「ライラック」などをピックアップしています。
さいごに
今回のイベントストーリーで描かれていた、杏と街の人たちのつながりから見える「あたたかい空気感」をイラストでも表現することを大切にしました。このイベントならではの柔らかい雰囲気や、ビビバスメンバーの新しい一面を楽しんでもらえたら嬉しいです。
引き続きプロジェクトセカイをどうぞ宜しくお願いいたします。