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メンバーイラスト制作インタビュー「とびだせ絵本の役者達ガチャ」

Colorful PaletteがSEGAと協業で贈る「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」では、周期的にイベントにあわせたガチャが開催されています。
今回は2022年4月に開催された「とびだせ絵本の役者達ガチャ」のメンバーイラストについて、制作を担当したイラストチームにインタビューしました。
 
※イベントストーリー「まばゆい光のステージで」の内容が含まれています。未読の方はご注意ください。

▼前回の記事をまだご覧になってない方は、是非こちらもお楽しみください。

チーム紹介

コンセプト・構図

ー「とびだせ絵本の役者達ガチャ」の特訓後イラストは、それぞれテイストの違うイラストに仕上がっていますね。今回のコンセプトは、どのように決まったのでしょうか?

今回のイベントストーリーのメインキャラクターである司は、イベントストーリーの中で描かれた物語「ピアノ弾きのトルペ」をコンセプトにしています。物語の中に存在するトルペを表現するために、本の上という構図を描きました。普段の彼とは異なる落ち着いた表情をしているのは、彼がトルペを理解し、演じたからこその表情かもしれません。

寧々のイラストは同じく「ピアノ弾きのトルペ」を元に、いつまでも音楽を楽しんでいる4人の姿をイメージして描きました。お話の中の登場人物というコンセプトは司と同様ですが、イラストのテイストは揃えずに「飛び出す絵本」として質感を変えて描くことで、違う角度からワンダショらしい楽しい雰囲気を表現しました。

類は司、寧々、えむのように「物語の登場人物」として描くのではなく、ワンダショでの彼の「演出家」という役割から連想して、「語り手」をコンセプトにしています。
たくさんの本を読み抱えながら馬車に揺られ、どこかに向かっているようなシーンを描いています。様々な場所で彼らの物語を読み聞かせているのかもしれません。

衣装

ー今回の衣装はいつものワンダショとは違い、すこし落ち着いた印象の装いですね。どのようにデザインされたのでしょうか?

物語の時代背景から、「オールド感」・「ブリティッシュスタイル」というキーワードを連想し、チェック柄を取り入れた衣装でまとめています。

司は「トルペ」をテーマにしています。類と同じフォーマルな衣装ですが、コートの着方を変えてシルエット差を出すことで、それぞれのキャラクターらしさを表現しました。コートの裏柄は、彼が幾度も見上げた「夜空」をイメージしています。

寧々も新たな表情を見せられるように「街の新聞記者」イメージで描きました。普段はスカートスタイルが多い彼女ですが、今回はパンツスタイルを採用しています。いつも歩き回っているようなアクティブさを表現するアイテムとして、斜め掛けの鞄を取り入れています。

類は物語の中の人物ではなく、イラストのコンセプトと同じように「語り手」をイメージしています。類に似合う装いになるよう、上質で高級感のあるロングコートを仕立てました。胸に添えた懐中時計は、「語り手」らしさをより演出してくれています。

背景

ー今回はそれぞれテイストの異なるイラストに仕上がっていますが、背景はどんなところが見どころでしょうか?

司のイラストには、司自身やワンダショ、そして「ピアノ弾きのトルペ」のモチーフやアイテムをたくさん散りばめています。例えばピアノには、イベントストーリーの中でえむやミクさんたちが演じたキャラクターをモチーフにした模様を入れています。その他にも、何を連想しているのか楽しんで見ていただけたら嬉しいです。

寧々は「図書館に置かれている一冊の仕掛け絵本」というイメージです。この場所はえむのイラストで描かれている背景と同じ図書館という裏設定があったり…。開かれたページが「最後の1ページ」なのは、「ピアノ弾きのトルペ」のエンディングから着想を得ています。

類のイラストに描かれている風景ですが、はじめは今より都会的な街並みをしていました。物語の時代背景に合わせて田舎のイメージに切り替えて「湖畔」を描いたことで、今回のイベントストーリーらしいイラストに仕上がりました。より彼らしさを感じていただけるよう、ノートに貼られた付箋や書かれたメモなど細かい部分の表現も意識しました。

さいごに

ー今回のイラストを描き上げるにあたり、特に大切にしたことを教えてください。

今回のイベントストーリーでは司がこれまでとは違う役柄に挑戦しています。明るく華やかなイラストや衣装が多い彼らですが、「ピアノ弾きのトルペ」のイメージを軸に置くことで、新たな魅力を描くことを大切にしました。

第1回のメンバーイラスト制作インタビューでもお話しているように、テーマや構図は、そのイベントのシナリオや楽曲からイメージを膨らませることが多いです。今回も改めてイベントストーリーと照らし合わせながらイラストを見ていただくと、新たな発見があるかもしれません。

引き続き楽しんでいただけたら、大変嬉しく思います。


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