Colorful Paletteイベントレポート「3D背景制作における本質的なマネジメント＆マインドセット」
こんにちは！Colorful Palette広報ライターのたじまゆです。
Colorful Paletteでは、ものづくりに携わる企業としてより成長し続けるために、社内研修の一環で各業界のプロをお招きしたセミナーや講演会を実施しています。この活動は、Colorful Paletteがより良い作品をつくれるよう、現場メンバーの提案で始まりました。
今回は、国内外でデジタルアーティストとして活躍される北田栄二さんをお招きし、3D背景制作におけるマネジメントやマインドセットについてお話しいただきました。今回の講演では、初の試みとして、弊社メンバーだけではなく外部の方を20名限定でお招きして開催しました。
この記事では、講演会当日の模様をお伝えいたします！
▼講師紹介
北田栄二
国内外で活動中のデジタルアーティスト。オーストラリア、シンガポールでの海外就労を経て、2014年11月に帰国。現在はModelingCafe福岡支社代表。幸せな家庭を築くため、世界に通用するデジタルアーティストを目指して現在も武者修行中。
主な代表作は『ハリウッド版ゴジラ』、『バットマンダークナイトライジング』、『シン・ゴジラ』、『永遠の0』、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、『キングダム3 運命の炎』、『ファイナルファンタジーシリーズ』など多数。
■講師HP
■講師X（旧twitter）
■講師LinkedIn
第一部：3D背景制作における本質的なマネジメント＆マインドセット講演（60分）
今回の講演では、デジタルアーティストとして様々な作品に関わる北田さんの実体験をもとにしつつ、3D背景制作における考え方や、マネジメントについてお話いただきました。
たとえば「背景モデラーと背景アーティストの違い」というテーマでは、それぞれの必要スキルや求められる役割について、国内外での仕事を経験された北田さんならではの視点でお話いただきました。
お話の中では、「世界観を表現するには、世界を“考察”すること」というキーワードが上がりました。「身の回りの世界を表現するためには、それを徹底的に調べて、知って、考える」というフレーズは、北田さんの仕事に対する姿勢が垣間見えるようでした。
北田さんが制作において最も大切にされていることについてもお話いただき、CG業界を牽引されている北田さんの考え方に、興味深く頷く参加者の皆さんの様子が印象的でした。
チームビルディングについては、会社の代表として働く北田さんの体験談を交え「どうチームをつくっていったか」「チームビルドで心掛けたことは何か」といったテーマで、経済学の視点も取り入れながら、図を交えて分かりやすくお話しいただきました。
現場で実際にあがる問題点にフォーカスし、プロセスを掘り下げながら、具体的なチームビルドの方法や解決策を教えて頂き、マネジメントを担う方にとって今後のヒントになるお話でした。
第二部：クリエイター懇親会（40分）
第二部では、北田さんと弊社メンバー、そして参加者の皆さんでの懇親会を行いました。いくつかのグループに分かれて着席し、用意された軽食をつまみながらざっくばらんな雰囲気での懇親会となりました。
北田さんには各テーブルを回っていただき、参加者からの質問に答えたり、講演内では語りきれなかったお話なども聞かせていただきました。
また、モデラー同士での交流や情報交換にも花が咲いていた様子で、弊社メンバーも大変刺激を頂きました。
40分という時間はあっという間で、終了後も話し込んでいる姿がチラホラ。なごり惜しくはありましたが、次回のイベントを待ち望む声も頂きながら、イベントは終了となりました。
イベントを終えて
最後に、参加いただいた皆さまから寄せられた感想をご紹介します。
事後アンケートでは、「現場に沿った話で、講演内容がすごく面白かったです。」「自分に足りないものやこれから培っていくべきものについて考える良い機会になりました。」「同世代のモデラーの方と話せて良かったです。懇親会で他の会社の方と交流するのも刺激になりました。」といった、たくさんの感想を頂きました。
実施後満足度調査の結果は3.7（4段階評価）と高い評価を頂き、スタッフ一同、感謝の気持ちでいっぱいです！
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
Colorful Paletteでは、今後もオンライン・オフライン問わず様々なイベントを開催していきます。
随時コーポレートサイトやColorful Palette公式Twitterでもお知らせしますので、興味のあるものがございましたら、ご参加頂けると嬉しく思います。
