【おしごとパレット】プロモーションチーム:ゲームの枠にとどまらない“新しい感動体験”をつくりつづける仕事
ゲームづくりには数多くの人が関わっており、それぞれの技術やアイディアをかけ合わせて1つのゲームを制作しています。【おしごとパレット】では、そんな数あるColorful Paletteの仕事の一部を紹介していきます。
今回は「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(以下、プロセカ)のプロモーションチームの仕事内容やこだわりについて取材しました。
プロモーションチームのミッション
Colorful Paletteのプロモーションチームのミッションは、「コンテンツやキャラクターをもっと好きになってもらえるよう、ゲーム外で新しい感動体験を提供すること」です。
どれだけ愛着を持ったコンテンツであっても、新しい刺激がないまま長い時間が経つとどこかで「飽き」を感じてしまうこともあるのではないでしょうか。私たちプロモーションチームは、ファンの皆さんにコンテンツを多角的に楽しみ、長く好きでいていただくため、ゲームの枠にとどまらない新しい感動体験をつくりつづけたいと考えています。
「ストーリーでは描かれなかったキャラクターの、こんな表情が見れたらもっと喜んでもらえるのではないか?」「こんな催しがあったら、もっとプロセカを身近に感じてもらえるのではないか?」そういったことを日々考えつづける仕事です。
何年たっても変わらず愛されるコンテンツであるために、プロモーションチームにしかできない、ゲームとはまた違った切り口の体験を提供していきたいと考えています。
プロモーションチームの仕事内容
プロモーションチームの担当領域は多種多様で、公式X(Twitter)等のSNS運用から、雑誌やインタビューといったメディア対応、生配信などの番組制作、公式リズムゲーム大会「Championship」や感謝祭・文化祭のようなリアルイベントまで、ゲーム外のプロセカに関わる施策を幅広く手掛けています。
ゲーム内外問わず、グッズやタイアップといったプロセカのIPを使用したコラボの対応も、プロモーションチーム主導で行われることが多いです。
1.SNSの更新やメディア対応
公式X(Twitter)の更新や、プレスリリース・開発インタビュー記事の制作や監修といったメディア対応を行います。これらは文章のみの発信が多いため、誤解が生まれないよう、情報を正しく、そして分かりやすく伝えることを意識しています。特にインタビュー記事などは、文章だけのやりとりが無機質だったり、そっけなく感じられがちです。インタビュー時の空気感が伝わるように意識して、細かいニュアンスまで気を配りながらメディアの方と連携して進行しています。
2.リアルイベントの企画・運営
プロセカ感謝祭や神高文化祭、クリエイターズフェスタなどのリアルイベントを、企画から運営まで行っています。開催の目的はイベントごとに異なりますが、共通して「ユーザーのみなさんに喜んでもらいたい」という思いで取り組んでいます。イベント設計時には「どういう設営を行うのか」「会場導線をどうするのか」といった細かい部分にも気を配りながら、様々なケースを想定して企画を立てていきます。
また、各種リアルイベントは社内外の多くの方と協力して作り上げていくため、情報共有がとても大切です。チャットツールでのこまめな連絡や、定例MTGの実施を行い、より深いコミュニケーションを大切にしています。
リアルイベントはオフライン施策ならではの難しさもありますが、足を運んでくださった皆さまの反応を肌で感じることができる施策でもあります。ユーザーの皆さんが喜んでくださる姿を見ると、またイベントを開催したいという気持ちが湧いてきます。
3.グッズやタイアップ、コラボの舵取り
コラボ内容はゲーム内外問わず多岐にわたり、これらの舵取りもプロモーションチームの仕事の一つです。やみくもにタイアップやコラボを繰り返しても、ユーザーの皆さんにとって嬉しくないものになってしまったり、疲弊させてしまうものであれば意味がありません。実施時には「このコラボ(タイアップ)でプロセカのユーザーさんは喜んでくれるだろうか?」という軸を大切に企画を考えていきます。“プロセカだからこそできるコラボ”、“プロセカだから喜ばれるコラボ”にできるよう、慎重に検討をしています。
1日の流れ
Colorful Paletteのプロモチームメンバーはどのような1日を過ごしているのか?
Tさんの1日の流れをご紹介します。
深掘り!メンバーインタビュー
ここからはプロモーションチームのメンバーにインタビューしました。
<プロフィール>
Wさん:新卒採用でサイバーエージェントグループに入社。2018年からColorful Paletteで就業。企画チームでの業務を経て、現在はプロモーションチームで運用施策の制作進行や、コラボ周りの新規施策などを担当。
Iさん:中途採用で2020年に入社。リズムゲームの大会やクリエイターさん関連の施策を中心に、ユーザーさんからの公募企画の舵取りや、新規施策などを担当。
Tさん:新卒採用でサイバーエージェントグループに入社。2022年よりColorful Paletteのプロモーション業務に携わる。現在はYouTubeの動画コンテンツやSNS系施策を中心に担当。
Wさん:
プロセカの2DMVの制作進行や、周年記念に紐づく外部施策やコラボ施策など、運用施策と新規施策の両方を担当しています。私はキャラクターコンテンツの制作に関わりたく、この業界に入りました。クリエイターではないため、作品を直接生み出すことはできませんが、プロモーションのコンテンツ制作に携わらせてもらい、クリエイティブのディレクションを通して、ユーザーさんに喜んでもらえるものづくりに関われることにやりがいを感じています。また、私は学生時代からVOCALOIDに触れ、自身でも創作に関わっていたので、昔から大好きなクリエイターさんと一緒に新しい作品を作れることも嬉しいです。
Iさん:
自分はChampionshipやクリエイターズフェスタといったリアルイベントの企画運営や、衣装や楽曲の公募といったユーザーさんの参加型企画の運用を中心に携わっています。また、随時発生する新規施策も担当しています。仕事内容柄、イベントに参加してくださった方の感想や反応を直接見れる仕事が多く、喜んでくださっている姿を見ると、とてもやりがいを感じます。皆さんのそういった姿は、「次の施策も頑張ろう」と仕事のモチベーションにもなりますね。
Tさん:
私はプロモーションのコンテンツ企画と実行を行っています。具体的には、プロセカの公式YouTubeにアップする動画コンテンツの制作やSNS施策を担当することが多いです。直近では、クリエイターズフェスタで初めてリアルイベント施策に関わったのですが、SNSでユーザーさんの喜びの声やファンアートを目にして、「この仕事をやっていて良かったな」と思いました。皆さんからの感想はとても嬉しく、喜んでもらえる姿を見るとやりがいを感じます。自分自身がコンテンツがすごく好きなので、この仕事で、同じようにコンテンツを愛する人のために何ができるかを日々考えています。
Wさん:
明るくて一緒に仕事をしやすい人が多いなと思います。コンテンツが好きな人が集まっているため、同じ熱量で率直に意見を言い合ったり、お互いにサポートし合えるのは強みですね。
また、ユーザーさんのニーズやトレンドに合わせて施策を考える仕事のため、メンバーが常にユーザーさんの声にアンテナを張っているというのはプロモーションチームの特徴だと思います。
Iさん:
Wさんからの話とも少し重なりますが、メンバーがトレンドを追いながら、常に施策の目的やターゲットを意識した考え方ができていることは強みだと思います。チーム全体で共通して「ユーザーさんに喜んでもらえる施策にする」ということを大切にしていますね。
Tさん:
プロモーションチームはスピード感のある動き方が特徴です。企画立案スピード、施策実行スピード、何から何まで早く、メンバーそれぞれが無駄な動きがないなと感じます。特にブレインストーミングのときには、毎回様々な角度からたくさんのプロモーション施策案が出るので驚きます。普段から広くアンテナを張ってインプットに力を入れているメンバーが多いのだと思います。
Wさん:
キャラクターコンテンツが好きであることと、クオリティ高いものをつくるために、妥協せず取り組むマインドが必要だと思います。また、他のセクションや外部の方と一緒に制作することが多いため、コミュニケーションスキルや、たくさんの意見を受け取り、取捨選択しながら調整していくスキルも大切です。
施策をつくる上でコンテンツ愛の強い社内メンバーに意見をヒアリングすることも多いですが、たくさんの意見が集まるとやりたいことがブレてしまったり、想定していなかった方向へ議論が進むこともあります。“自分がやりたいこと”のイメージをしっかり持ってる方だと、目的を見失わず、こだわったアウトプットができるのではないかと思います。芯を持って、周りのみんなと一緒にいいものをつくりたいと思っている方と一緒に働けたら嬉しいです。
Iさん:
企画力も大切な要素ではありますが、1番大切なのは「ユーザーさんは今どういう気持ちなのか」「ユーザーさんが(これをすることで)どういう気持ちになるのか」、といった部分にどれだけ寄り添えるかだと思っています。ここの認識がズレてしまっていると、ユーザーさんに喜んでもらえる施策をつくることは難しいです。そのため、プロセカが好きで普段からプロセカを遊んでいたり、ユーザーさんへの想像力を持っている方だと特にプロモーションチームで活躍してもらえるのではないかと思います。ぜひプロセカが好きな人と一緒に働けると嬉しいです!
Tさん:
コンテンツをより好きになってもらうことを目的にしているプロモーションチームだからこそ、コンテンツを愛する力が大切になってくると思います。もちろん新しい試みをする中ではすんなりといかないことも出てきます。難易度が高いことでも、ユーザーさんのための“最善”を考え、ねばり強く実行することができるということも大切な要素ですね。自分の中に“何よりも大好きで大切なコンテンツ”を持っている方なら、その経験を活かしてきっとプロモーションチームで楽しみながら働いてもらえると思います!
以上、Colorful Paletteのプロモーションチームの仕事についてご紹介しました。
【おしごとパレット】では、今後もColorful Paletteの仕事を紹介していきます。
引き続きColorful Paletteをどうぞ宜しくお願い致します。