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【おしごとパレット】エフェクトチーム:エフェクトで画面を彩り、ユーザーさんのゲーム体験を引き上げる仕事

ゲームづくりには数多くの人が関わっており、それぞれの技術やアイディアをかけ合わせて1つのゲームを制作しています。【おしごとパレット】では、そんな数あるColorful Paletteの仕事の一部を紹介していきます。

今回は新規プロジェクトを担当しているエフェクトチームの仕事内容やこだわりについて取材しました。


エフェクトチームのミッション

エフェクトチームのミッションは、「エフェクトでユーザーさんのゲーム体験を最大限に引き上げること」です。
ゲーム内におけるエフェクトの役割は、ゲームの進行を補佐するもの、キャラクターをより魅力的に見せるもの、画面の迫力を向上させるものなど、多岐にわたります。様々な場面で使われるエフェクトですが、共通するのは“ゲーム体験を引き上げるための鍵”となることです。

例えば、ライブ演出やキャラクターを彩る際に「ハート」のエフェクトがよく使われます。このハートのエフェクトひとつを取っても、ただハートを出せばいいわけではありません。どのくらいのタメがあって、どのタイミングでハートが出て、どんな余韻が残るものになるのか。そういった少しの違いで同じハートでも見ている人の印象は大きく変わってきます。そのため、私たちは細部まで演出にこだわりながら、ユーザーさんの没入感を後押ししたり、ゲーム体験を彩れるエフェクトを制作することを目指しています。

エフェクトチームの仕事内容

エフェクトチームの仕事内容は、大きく分類すると3つに分けることができます。

①エフェクトデザインの考案 / 世界観のコンセプトメイク

ものづくりにおいては、まず初めに“コンセプト”をしっかりと考えることが大切です。エフェクト制作も同様で、仕様書を元にいきなりつくり始めるのではなく、はじめに世界観に合わせたエフェクトのコンセプトメイクを行います
エフェクトはパーツの集合体ですので、表現したいデザインには「どんなテクスチャを使うのか?」「どんな形状のパーツを組み合わせる必要があるのか?」といったことを考えながらデザインの考案をしていきます。
コンセプトメイクにあたっては、状況に応じて他チームとも連携しながら、世界観と合わせてイメージを固めていきます。

デザイン制作過程のスケッチ例

②エフェクト制作

エフェクトはひとつひとつが小さなものですが、ゲーム全体を見回すとその量は膨大になることが多いです。インゲーム、アウトゲーム、UI、ストーリー、その他必要な演出など、必要なエフェクトの種類や数はゲームのジャンルによってさまざまです。
例えば、良質なユーザー体験を提供するための“道しるべ”としての役割を果たすエフェクトもあれば、キャラクターの演出で使用するような見た目の派手さや楽しさを必要とするエフェクトもあります。用途と種類に応じてデザインや絵づくり、アニメーションの方向性を使い分けつつ制作を行っています

③ゲームの流れを作る演出設計

時にはエフェクトだけでなく、ゲーム内のカメラワークや、それに合ったモーションやエフェクトを含めた演出設計を行うこともあります。
これらはエフェクトチームのみで完結するものは少ないため、アニメーションチームやUIチーム、企画チームなどとコミュニケーションを取りながら演出設計を行っていきます。演出のモック動画を作成し、それを全員で見ながら「ユーザーさんがストレスなく気持ちよくゲームをプレイすることが出来るための演出づくり」を目指して、ブラッシュアップを重ねます。

1日の流れ

Colorful Paletteのエフェクトチームメンバーはどのような1日を過ごしているのか?
Kさんの1日の流れをご紹介します。


深掘り!メンバーインタビュー

ここからはエフェクトチームのメンバーにインタビューしました。

<プロフィール>
Oさん:中途採用で2021年に入社。『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』(以下プロセカ)ではライブの演出やエフェクト制作を担当。現在は新規プロジェクトでリードエフェクトアーティストを務める。

Iさん:中途採用で2022年に入社。現在は新規プロジェクトにて、エフェクトアーティストとしてストーリーシーンのエフェクト制作を担当する。

ー現在はどのような仕事をしていますか?エフェクトチームで働くやりがいを教えてください。

Oさん:
リードエフェクトアーティストとして、エフェクトに関するディレクションや実制作、制作進行が主な仕事内容です。やりがいというと、上がってきた制作物が自分たちのつくったエフェクトで華やかに彩られる瞬間が、とても楽しいです。また、エフェクトがキャラクターやカメラモーションにバチッとマッチして気持ちの良い演出が出来た時も、ワクワクする瞬間ですね。
そういった積み重ねを経て“最高の演出”が出来た時に「この仕事をしていて良かったなぁ」と実感しますし、この達成感や高揚感が「早く次をつくりたい!」というモチベーションにも繋がっています

Iさん:
私はストーリーシーンのエフェクト制作を担当しています。また、ストーリーシーンをより魅力的に演出するための“ライト演出”や“画面効果”なども担当範囲です。
エフェクトや画面効果は制作の中でも後工程での作業となることが多いのですが、自分たちが最後の仕上げを行い、完成した画面を初めて見ることができるのが嬉しい瞬間ですね。
他のセクションがつくってくれた最高の素材をどう調理するか、すべては自分たちの手にかかっているという状況は、プレッシャーもあり、やりがいもあります。

ーColorful Paletteのエフェクトチームの特徴や強みだと思う部分を教えてください。

Oさん:
メンバー全員がコミュニケーションを大切にしていて、話し合いながら自発的にあらゆる業務を自走することが出来るところでしょうか。それは制作業務だけでなく課題解決に関しても当てはまり、それぞれが自発的に考え課題を発見し、行動に移し、解決まで行えるのは強みだと感じます。
チーム内でコミュニケーションを取り情報共有をしている前提はありつつ、いい意味で各自で勝手に動いて、勝手に課題を解決してくるといったイメージですね。エフェクト業務はどうしても物量が多く、タスクも多い中ではありますが、現在のチームは少人数ながら理想的なチームワークが取れているなと感じます。

Iさん:
エフェクトチームのメンバーの特徴としては、とにかくポジティブで熱い人が多いイメージがありますね。また、チーム内にとどまらず、他のセクションへの相談に対してのフットワークの軽さも特徴的だと思います。悩んだことや困ったことがあった時にすぐに関係者に相談しにいける姿勢は、より良いシーンづくりにおいて非常に重要ですし、チームメンバーに共通する強みだと感じます。

ーColorful Paletteのエフェクトチームで働くためにはどんなスキルやマインドが求められますか?

Oさん:
自セクション、他セクション問わずコミュニケーションの機会が多くありますので、チームでものづくりを行うことが好きな方や、自分の意見やアイデアを発信するのが好きな方は働きやすいかと思います。
また、エフェクトチームの仕事は“自分たちで考えてものづくりを進めていく”ことを大切にしており、プロデューサーやディレクターから「何をつくる」「どうやってつくる」の具体的な指示があるわけではありません。そのため、自発的に制作に向き合うことができる方もマッチするのではないかと思います。ご自身の中に「つくりたいエフェクト」や、「つくりたい演出」といったこだわりがある方、ものづくりに対しての熱い思いがある方とぜひ一緒に働きたいです。

Iさん:Oさんの話と重なりますが、Colorful Paletteではメンバーと一緒に考えていく事が多いので、話し合いで意見を言える事はとても重要なスキルかと思います。
細かい制作オーダーがあるわけではなく、「ユーザーさんに喜んでもらえるもの」を自由に考え、制作ができる環境なので、「自分の手でエフェクトをつくり上げ、ユーザーさんに届けたい」という思いがある方にはとても良い環境だと思います。様々な事に興味があり、自分の中に“こうしたい!”というこだわりがある人にはマッチするのではないでしょうか。立場や年次は関係無く、どんどん意見を言ってもらって一緒に良いものづくりができると嬉しいです。

以上、Colorful Paletteのエフェクトチームの仕事についてご紹介しました。
【おしごとパレット】では、今後もColorful Paletteの仕事を紹介していきます。

引き続きColorful Paletteをどうぞ宜しくお願い致します。


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