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メンバーイラスト制作インタビュー「永久に響く鐘の音の下でガチャ」

Colorful PaletteがSEGAと協業で贈る「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」では、周期的にイベントにあわせたガチャが開催されています。
今回は2023年6月に開催された「永久に響く鐘の音の下でガチャ」のメンバーイラストについて、制作を担当したイラストチームにインタビューしました。
 
※一部カードストーリーの内容が含まれています。未読の方はご注意ください。

▼前回の記事をまだご覧になってない方は是非こちらもご覧ください。

チーム紹介

コンセプト・構図

ー今回の「永久に響く鐘の音の下でガチャ」の特訓後イラストのコンセプトはどのように決まったのでしょうか?

今回のイベントは6月開催ということで、イベントストーリー内でも「ブライダルフェスタ」に行く描写があります。イラストも、ストーリーに合わせて“ブライダル”をテーマにコンセプトを詰めていきました。
昨年のこの時期にも、同じく“ブライダル”をテーマにしたイベントを実施しています。前回はゴージャスで華やかな印象のウェディングを描きました。今年は、はっと息を飲むような、ストレートな美しさを感じられるウェディングを目指しました。綺麗さ、大人っぽさ、かわいさ、といった三者三様の魅力を表現できるよう描きましたので、それぞれ違った雰囲気のウェディングを楽しんでもらえたら嬉しいです。

穂波の構図は、ウェディングフォトをイメージしています。幾重にも重なったドレスの布と、彼女の背後に敷かれた布との調和を大切に描きました。イベントストーリーの中では、ずっと奏のことを気にかけていた穂波。そんな彼女の「優しさ」や「面倒見の良さ」といった魅力を、穏やかな表情や、周囲を彩る優しい色味で表現しました。

奏は、賑やかで華やかな雰囲気よりも、静かで落ち着いた雰囲気を好むだろうと思い、中庭の慎ましやかな式場での様子を描きました。明るい光の先に踏み出そうとする奏は、その手前で誰かを待つように、そっと振り返っています。2人きりの空間にそよぐ風の穏やかさや、キラキラと光る木漏れ日の綺麗さを感じていただける1枚になるよう心掛けました。

えむは、愛の告白にドキドキしているかのような、はにかんだ表情でぬいぐるみを抱きしめています。キラキラ・ふわふわとした淡い効果をつけることで、少女漫画の1シーンのような印象になるように仕上げました。特訓前のイラストの元気いっぱいなえむの様子と、特訓後のイラストで見せた、恥じらったようなえむの表情や仕草のギャップを楽しんでもらえたら嬉しいです。

衣装

ー今回の衣装はそれぞれ違った雰囲気のドレスになっていますね。どのようにデザインされたのか聞かせてください。

昨年のこの時期のイベントも“ブライダル”をテーマにしており、前回は華やかさを大切にした煌びやかな装いで、普段の彼女たちとのギャップを感じられる衣装を仕立てました。今年は、シンプルな形をベースにし、3人に似合う雰囲気を大切にデザインしています。それぞれの魅力が引き立つデザインにできるよう心掛けました。

穂波は、王道の白いウェディングドレスをアレンジした衣装です。真珠を散りばめたアクセサリーやガラスの靴をイメージしたパンプスで、プリンセスのような雰囲気の衣装に仕立てました。オーソドックスなドレスの中に彼女らしいアクセントも加えたいと思い、レオニを連想させる星柄を散りばめています。高い位置で結んだ三つ編みをアップにしたヘアスタイルで、大人っぽい美しさを演出しました。

奏は、マーメイドラインのドレスをベースにしました。裾を花びらのような形状にしたり、バラの茎のようなイメージでリボンを巻くことで、一輪の花を連想させるドレスに仕立てています。3人の中で一番年上で、落ち着いた雰囲気を纏う奏は、大人っぽい印象のドレスや髪型にしたいと思いました。肩や脚を見せるデザインを採用し、華奢なブレスレットで華やかさをプラスしました。髪はふんわりとした編み込みのヘアスタイルで整えています。

えむは、ピンクのバラをあしらった可愛らしいドレスを身に纏っています。顔周りを華やかに飾るたくさんのアクセサリーや、普段の装いを連想させるバルーンスカートで、彼女の快活さやワンダショを思わせるポップな雰囲気を表現しました。一方でドレスには薄い生地を重ねたり、繊細なレースを施すことで、可憐さも感じられる装いです。可愛さと大人っぽさを兼ね備えた衣装に合わせて、どちらの要素も感じられる、両耳を見せたハーフアップのヘアスタイルにしました。

背景

ー今回はそれぞれテイストの異なるイラストに仕上がっていますが、背景はどんなところが見どころでしょうか?

全体のコンセプトに合わせて、ブライダルらしい綺麗で華やかな印象を大切にしたいと思いました。
また、今回はシャッフルユニットでのイベントということもあり、それぞれの良さが引き立つシチュエーションを模索して制作しました。雰囲気の違いを楽しんでいただけると嬉しいです。

穂波は、イベントストーリーの中で、奏に感謝の気持ちとして“ブーケ”をもらいます。今回のイラストでも、穂波は大切そうにブーケを抱えていますので、背景側もたくさん散りばめた花を印象的に、そして綺麗に見せたいと思いました。布の重なりの複雑さや、配置されたアイテムの多さが難しいポイントとなる構図でしたが、ウェディングフォトということもありキャラクターと背景の一体感を大切に、綺麗になじむように仕上げました。

奏は、屋外でのウェディングということもあり、爽やかな印象になるよう仕上げました。構図の時点で奏が空けていた右側のスペースを損なわないよう心掛けながら、建物やオブジェの配置を行いました。彼女の髪や衣装の色味に合わせて、落ち着きを感じる青みのある光を纏わせています。木陰から明るい方へ向かっていく彼女を照らす光は、どこか希望を感じさせるような色合いに仕上げたいと思いました。

えむは、特訓前のイラストで彼女が扮していた「吸血鬼・オオトリ伯爵」からインスピレーションを得て、コウモリを連想させる要素を散りばめました。彼女が抱きしめたぬいぐるみも、実は吸血鬼と同じ衣装を着ています。全体的にガーリーな印象でまとめながらも、レースの中に音符や星のモチーフを忍ばせたり、風船や旗といったアイテムを描くことで、ワンダショらしいポップで楽しい雰囲気を残しました。

さいごに

ー今回のイラストを描き上げるにあたり、特に大切にしたことを教えてください。

今回のイラストのテーマである“ブライダル”に合わせて、3人の美しさや可愛さがより引き立つように描きたいと思いました。彼女たちがもつ魅力や、ストーリーの中で感じていた想いを大切に、シチュエーションや描き方に変化をつけています。表情や髪型、衣装などは、普段のみんなとはまた違うギャップを感じられるものになるよう心掛けましたので、彼女たちの新しい魅力を見つけてもらえたら嬉しく思います。

引き続きプロジェクトセカイをどうぞ宜しくお願いいたします。



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